国産オーガニックアロマ・化粧品原料販売
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事業理念と設立経緯

事業の背景

 

(1) 「ネロリ」について

地中海周辺、とくに北アフリカのモロッコ、チュニジア等では、ビターオレンジ(橙類)の花を蒸留して、大家族の一年分の薬用や食用に保存使用する生活文化が長い間受け継がれてきた。中世紀その香りに注目したイタリアネローラ公国の公妃が、その芳香油を手袋に浸みこませてフランス社交界に紹介したことで、その芳香成分は「ネロリ」と呼ばれるようになった。

その後「ネロリ」は、植物一般がもつ抗菌作用に加えて高い保湿作用、抗酸化作用をもつことが評判となり、ヨーロッパの高級化粧品原料として珍重されている一方で、香りによる高いリラックス効果から、うつ病や不眠症のレメディとしてヨーロッパ各国の保健医療にも採用されている。

「ネロリ」のエッセンシャルオイルは、ラベンダーやローズマリー等の日本国内でも広く流通しているエッセンシャルオイルに比べて20倍もの高価なものであり、近年まで日本国内で生産されることはできないと思われてきた。

(2) オーガニック甘夏みかんの里、水俣について

甘夏みかんは古くから国内に自生してきたものではなく、近代に入って橙(学名citrus aurantium )の木が日本の土壌とミツバチ交配により、食べられるような甘みをもったものに突然変異し、さらに改良が加えられて食用の果実(学名 citrus natsudaidai)となったものである。

そのため花の香りにおいても、ビターオレンジの「ネロリ」の芳香成分とほぼ同じ成分で構成される高い芳香性をもち、さらにゲラニオール等の甘い花の香りが強いことも確認されている。

 水俣は日本の公害の原点である「水俣病」による大きな被害を受けた地であり、被害者の多くは漁業を生業としていたが、水俣病公式発見により漁業の中止を余儀なくされた3~40年ほど前、代替収入を確保するため、海沿いの山肌に甘夏みかんを植えることが奨励された。

水俣病被害者は自ら化学合成物質によって生命や健康を著しく損なったため、自分たちが栽培し販売して人の口に入るものには農薬や化学肥料を使わないことを決心し、オーガニックなどの言葉もなかった30数年前から、無農薬有機栽培(オーガニック栽培)での甘夏みかんの栽培を続けてきた。

ところが、当時はJA等の大手果実取り扱い業者は見かけのよくないオーガニック栽培果実を取り扱わないことから、水俣病被害者を中心としたオーガニック栽培各グループは、やむを得ず、自ら直接販売の販路を開拓することとなった。(直接販売は現在も継続)

その後品種改良によりデコポン等の新種の甘い晩柑類が販売を伸ばすようになり、西日本を中心に多かった甘夏みかん栽培農家がそれらの栽培に転換する中、すでに販路を確保し費用をかけて他晩柑類に転換する必要のない水俣のオーガニック栽培グループが甘夏みかんの栽培を続けることで、水俣芦北地域は、オーガニック甘夏みかんの栽培において全国でもっとも広い面積をもつ地域となった。

甘夏みかんは柑橘類の中でも特に花つきのよい果樹であり収穫するみかんの10倍~100倍の花をつけるため、国産初のネロリの原料となる甘夏みかんの花は、従来散るに任せていた花を活用することにより、栽培農家に副収入をもたらすものとなっている。

(3)事業開始に至る経緯と「甘夏ネロリの里」を目指して

代表者森田惠子は、YMCA、YWCA、その他のNGOスタッフとして、長年国際協力交流事業や環境教育事業に携わってきた。

その中で、(1)で前述した、ビターオレンジの花の水蒸気蒸留で得られる蒸留水(ネロリ水)を活用する北アフリカ地中海周辺地域の生活文化に触れており、また他方、熊本でのアースデイ事務局等の活動を通じて水俣病被害者の方々との交流事業に携わる中で、(2)で前述した、水俣にはオーガニック栽培の甘夏みかんが豊富にあることを認識していた。

その中で、水俣病の教訓を伝えるツールとして、季節のよい春から初夏の季節に開花する甘夏みかんの花の蒸留作業を通じて、幅広く水俣を知ってもらえる交流活動を2000年頃より始めた。

その交流活動の期間に、温州みかん等のスウィートオレンジ系の花では「ネロリ」の十分な香りが抽出できないことも確認し、甘夏みかんの花の特異性を確認した。

また、抽出した芳香蒸留水(フローラルウォーター)は年間をとおして常温保存可能な抗菌力を持つことも確認した。

その後、「甘夏ネロリ」の諸特徴を確認する中で、水俣病の教訓を伝えると共に、高品質の「国産ネロリ」の存在を国内外に知ってもらい、水俣地域の新たな産業とするため、2009年に起業するに至った。

1年間の試作品製造販売を経て、2010年にエコサートオーガニック国際認証をもつオーガニックコスメとして新商品の製造販売を開始した。


代表メッセージ

 月刊マクロビオテック2012年10月号PDF
 九州経済産業局インタビュー記事PDF 

 

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ネローラ 甘夏とネロリ
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